寒い日が続き、春の訪れが待ち遠しい2月。新年度から新しい環境へと踏み出す方は、そろそろ準備を始めている頃ではないかと思います。
特に、転勤で4月から新しい土地での生活をスタートさせるという方は、荷物の整理に追われているのではないでしょうか。実家を出て1人暮らしを始めた時と違い、何から何まで自分のものが詰まった部屋を出る時は、仕分ける荷物の量に驚きますよね。
1つ1自分で買ったものと言うのは、なかなか手放しがたいもの。「もう使わない」と思っても、手にすると買った時の思い出が蘇り「もう少し持っておこうかな」なんて思いなおしてしまうこともあるかと思います。しかしながら、収納するスペースは有限なので、思い出が詰まったものすべてを取っておくというわけにはいきません。時には、思い切って手放すことが肝心です。
今回は、「なかなかものが手放せない」という方のために、おすすめの片付け術をお伝えします。引っ越しに向けて荷物を減らしたいという方は、ぜひ参考してくださいね。
■一気にものが減らせる片付け術
【用意するもの】
・大判のレジャーシート(100円均一のもので大丈夫です) 1枚
・大きめの段ボール 1個
・収納ケース 1個
・ゴミ袋(45Lのもの) 1~2枚
【準備】
・段ボールに「保留」とマジックで大きく書く
・レジャーシートを部屋の真ん中に広げる
①部屋の中にあるものを全部出す
片付けは1部屋ずつ進めていきましょう。部屋の中にあるもの、すべて出してレジャーシートの上に広げます。クローゼットの中の洋服も、箱に入れて棚の奥にしまっていたバッグも、本棚の文庫本も、一度すべて出しましょう。1部屋分とはいえ、かなりの量になるはずです。
②出したものを、4つに分類する
部屋の中にあるものをレジャーシートの上に全部出したら、それを4つのカテゴリーに分けていきます。4つのカテゴリーとは、以下の通りです。
A:思い入れがあり、使っているもの
B:思い入れはないけど、必要なもの
C:思い入れはあるが、使っていないもの
D:思い入れはなく、使っていないもの
③A→D→B→Cの順番で片づける
4つに分類したら、捨てるかどうかの判断がしやすいものから仕分けていきます。まず、最も判断しやすいAの「思い入れがあり、使っているもの」からです。お気に入りであり、使っているものであれば、まず手放す必要はありません。取り出しやすい手前に収納するために、いったん避けておきましょう。
次に、こちらも判断がしやすいDの「思い入れはなく、使っていないもの」です。特に心に引っ掛かるものもなく、使っていないのであれば、処分しても問題はありません。気が変わらないうちにゴミ袋に入れてしまいましょう。
その次は、Cの「思い入れはないけど、必要なもの」。つまり、「お気に入りではないけれど、出番がありそうなもの」です。来シーズン着られそうな洋服や、今現在は使っていない化粧品などが該当します。いったん「保留」の箱に入れておきましょう。肝心なのは、悩んで手を止めないことです。
最後に、最も悩ましいCの「思い入れはあるが、使っていないもの」の仕分けです。写真やもらいもののぬいぐるみ、使っていないブランドのバッグやジュエリーなどがこちらに分類されます。こちらは、無理に手放す必要はありません。「大切なもの」であれば収納ケースに、「捨てるのはもったいないもの」なら「保留」の段ボールに入れましょう。
ここまでで、かなり荷物は仕分けできたのではないでしょうか。「もう十分」という方は、ここまででも大丈夫です。「保留」の段ボールと収納ケースを棚に戻し、次の部屋へと移動しましょう。
「まだまだものを減らしたい」という方は、次のステップへ。「保留」のものを、もう少し減らしていきましょう。
■名残惜しいものを手放す方法は?
ここからは、名残惜しい「保留」のものを減らす方法をご紹介します。捨てるのは心苦しい、でも必要でもないものは、以下のようにすると手放しやすいですよ。
①「保存状態が良くないものは捨てる」などルールを決める
ものを仕分ける前に、自分の中でルールを作ってしまいましょう。「使えるかもしれないけれど、保存状態が良くないものは捨てる」「洋服は、シンプルで流行に左右されないもの以外は手放す」などです。ルールを決めたら、あとは迷わずそれに従いましょう。ものによって1つ1つ判断しようとすると、迷いが生じてしまいます。
②捨てるのではなく売りに出す
高価なブランドのバッグやジュエリーなどは、使わないとしてもなかなか捨てられませんよね。それは、「もったいない」という心理が働いてしまうから。捨てるのではなく売るのであれば、無駄にはなりません。買取を依頼する際はこちらのような、ブランド品を高値で買取ってくれる買取業者がおすすめですよ。 ものが減り、部屋がすっきりすると、気分も晴れ晴れとするもの。素敵な新生活に向けて、ぜひ片付け術を試してみてくださいね。